狸御殿シリーズ

チャンネルNECOでたまたまやっていた『花くらべ狸道中』を観る。
出演者は勝新太郎市川雷蔵若尾文子にすんげー若い五月みどり他。
1961年というから昭和36年作なのだが、これがすごい。時代劇なのだが、
ミュージカルなのだ。それも歌謡ドラマとかそんなレベルじゃなくて
ハリウッド式の本格ミュージカル。そのスジでは「マゲものミュージカル」
と呼ぶらしい。
これが実は結構面白かった。弥次喜多のパロディなのだが、主人公はタヌキ。
阿波のタヌキがひょんなことから江戸へ珍道中を繰り広げるお話なのだが、
セットはわざと舞台みたいなチャチなセットに、江戸時代だというのに道路標識
や駅の看板が立ち並び、ネオンが光ってるわビールは飲むわ、かなりいーかげん。
というか、そういうネライなのだ。一応コメディで、その部分はさすがに古いが、
歌うわ踊るわもう大変。他の狸シリーズも観るぞ。トニー谷が出ているらしいし。

ところで浦和ケーブルテレビは11月からついに日本映画専門チャンネルをつなげる
らしい。しかも有料じゃないぞ。ここ、結構気になる映画をやっていたのでこれは
ウレシイ。最近昔の日本映画も気になっているのである。