2001-03-01から1ヶ月間の記事一覧

江木姉妹小伝(3)

「築地明石町」は鏑木清方の代表的美人画で、昭和2年(1927)に描かれている。『女性人名事典』には江木栄子がモデルであると書かれているが、これは誤り。正しくは異腹の妹、ませ子がモデルである。栄子は大正から昭和初期にかけて美貌の才人と謳われ、妹のま…

花見頃近し。

<B>『酔って候』</B>(司馬遼太郎/文春文庫)読了司馬遼太郎というのはとっても巧い作家である。すんごく読みやすいのだ。その上面白い。史実を相手にしながら、上手くフィクションを織り交ぜて分かりやすく、かつ史実を浮き上がらせてくれる。歴史に対する見方が…

午前中は雨

『歳月』(司馬遼太郎/講談社文庫)読了再読。江木栄子がらみで読み返す。歴史の叙述ってのは、誰の立場に立って書くかで、ぜんぜん印象が違っちゃうもので、この小説は佐賀の乱を起こした江藤新平側に立って書かれているので、大久保利通ら政府側は、悪者…

カルト教団

今日観たモノ<B>「日本の黒い夏−冤罪−」</B>(熊井啓監督/日活)久しぶりの日本映画。これは松本サリン事件で警察及びマスコミに、実質的に犯人扱いされた河野義行さんの事件を扱った、半ノンフィクション映画。たしか河野さんが監督の遠い親戚だか知り合いだった…

雨ニモマケズ

浅草演芸場 三月下席 昼の部〜夜の部の途中前座 柳家 り助「子ほめ」落語 林家 きくお「平林」落語 <A HREF=http://www.dab.hi-ho.ne.jp/ensou/somon/ichimon.htm#kitiso>三遊亭 吉窓</A>「珍獣動物園」三味線 <A HREF=http://www2.plala.or.jp/YOKOMEYA/rakugoka.htm#柳家紫文>柳家 紫文</A>落語 <A HREF=http://www.joa.co.jp/koasa/ichimon-syocho.html>春風亭 正朝</A>「かわり目」落語 入船亭 扇橋「長屋の花見」落語 翁家…

昨日は飲み過ぎ

パイソンBBSを過去ログ化する。久しぶりなのでやり方をすっかり忘れてしまっていた。BBB公演は、最終日5/5の2部が満席で取れず。1部を予約する。ま、元気があれば当日並ぶことにしよう。ブルーノートはこちら。他の日程はまだまだ空いているので、み…

江木姉妹小伝(2)

誰か有名人なんだろうかと思ってインターネットで検索してみたが、よくわからない。話の流れから、当時名を馳せた自由主義運動関係の人かなあ・・・とも思ったが、ともかく本屋に行った時に調べてみることにした。『女性人名辞典』というのを開くと、ぱっと…

BBB

ブルース・ブラザース・バンドが久しぶりに日本に来ちゃうのである。東京でもGWにブルーノートでライブが予定されている。どうやらうにばーさる・すたじお・じゃぱんがらみで来るのらしいが、とにかく来てくれればそれでよし。ダック・ダンはかなり調子悪…

江木姉妹小伝(1)

さてこれからしばらく、暇を見つけて連載企画を組んでみたい。タイトルは『江木姉妹小伝』である。扱う時代は幕末から昭和戦前期まで。登場人物は実在の人物ではあるが、日本史上ではほとんど知られていない人たちである。そもそもの発端は、とある女性の日…

CD

今日買ったCD BLIND FAITH deluxe edition(POLYDOR 314 549 529-2/\2980-)とうとう出てしまいましたブラインド・フェイスのリマスター特別盤。おまけはシングル曲のCan't Find My Way Homeのエレクトリック・バージョン、セカンド・アルバム用に録音され…

落語定席制覇

池袋演芸場へ。これで上野、新宿、浅草、池袋の4定席制覇完了。池袋演芸場 三月中席 夜の部前座 林家 木之助落語 柳家 さん光「弥次郎」三味線漫談 三遊亭 小円歌 ?、見世物小屋、かっぽれ落語 柳家 一九「花筏」落語 古今亭 志ん上「締め込み」漫才 ふじ …

Monty Python Classics

モンティ・パイソン元曲探しというのが、数あるライフワークのひとつである。あまりの経済効率の悪さに気がくじけがちだが、まあ、たぶんヒマなのであろう。これまでカセットテープで編集していたが、MDを入手したことにより、Ver.2にアップグレードして再…

テぬきの真相。

この所手抜きなネタが続いているのは、すべてこれのせいである。http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/usokyo/index.htm今日買った本「レコード・コレクターズ」

おじさん

<B>『遠い星 −早川徳次伝−』</B>(石浜恒夫/春陽文庫)読了この本は「目のつけどころがシャープでしょ」のシャープの創業者早川徳次の生涯を追った伝記的小説。本人にインタビューして書いているので、かなりの部分は事実なのであろうが、小説と名打たれている分、…

美人

<B>『大正美人伝 林きむ子の生涯』</B>(森まゆみ/文藝春秋)読了大正の三美人と謳われた林きむ子の生涯を追った本。著者は地域雑誌谷中・千駄木・根津の発行人。著者自身が女手ひとつで子育てしている身なので、どうやら自立した女性に好意的なのらしい。林きむ子…

いろいろあった週末(2)

某所へ中古PCを届ける。

いろいろあった週末(1)

パイソンオフ。今日買ったCD『レプタイル』(エリック・クラプトン)

弥次郎(4)

弥:ところがこっちの体の重みで生きてると気が付いて暴れ出した。さぁどっかに掴まろう。慌てて跨ったんで、後ろ前に乗っちゃった。尻んとこへぼんぼ尻。こんな短い尻尾がぴょこぴょこぴょこぴょこしてる。そんなもの掴まったってしょうがないから、ふっと…

弥次郎(3)

弥:安心して歩いていたら、後ろの方でね、うーッってうなり声がするンです。この山は喘息持ちかなってね旦:そんな弥:振り向いてみたら驚いた。六尺もあろうかというライオンが・・・旦:お前のはみんな六尺もある弥:たてがみを風になびかせ、百獣の王旦…

弥次郎(2)

弥:それから場所を変えましてね、奥州へ旅したンですがね。あの南部の恐山ってぇ山へ登ったンですが、あの険しいのには驚きました旦:ほぉ話には聞いてるよ。大変に高い山で、雲へ首ぃつっこンでるって、あの山だろ弥:旅茶屋があるンですがね。お客様、日…

弥次郎(1)

旦那:お前さんなんだね、しばらく鼻の頭ぁ見せなかったね弥次郎:えぇ、ちょっと旅に出てまして旦:んー、旅。結構だね。旅はういもの辛いものなんてこと言うが、辛いことがあるが中々楽しい弥:楽しいですね。旦那の前ですがね、今度っくれえ旅を楽しいと…

今日は飲んでない(まだ)

神田古書店街へ繰り出す。今日買った本『増補版 落語全集 下巻』(今村信雄編/金園社/\2000-) 一心堂『新編 近代美人伝 上・下』(長谷川時雨/岩波文庫/\3675-) 山陽堂。こちらは岩波図書専門の古本屋さんです。『賭博と掏摸の研究』(尾佐竹猛/新泉…

今日も飲み過ぎ

午前3時半帰りという外道なことをしてみる。今日買った本(通販)『遠い星 −早川徳次伝−』(石浜恒夫/春陽文庫/\1510-) シャープ創業者の伝記的小説。なぜこんな本を買っているかは、 そのうち明らかになるでしょう。たぶん。