おじさん

<B>『遠い星 −早川徳次伝−』</B>(石浜恒夫春陽文庫)読了

この本は「目のつけどころがシャープでしょ」のシャープの創業者早川徳次
の生涯を追った伝記的小説。本人にインタビューして書いているので、かなり
の部分は事実なのであろうが、小説と名打たれている分、どこまで作っている
かはよくわからない。早川徳次自身の手になる「私の履歴書」と対照してみると
大筋は押さえてあるらしいが、おそらく細部は結構自由に改変しているの
だろう。
これも明治時代に、生まれは卑しくないのに、貧乏家庭に育ち、艱難辛苦の
後に成功を収めるという、日本版サクセス・ストーリー。
シャープって、シャープペンシルを発明したんだそうだ。へええええ。

小説としては、背景説明的なセリフが多すぎて、ちょっとヘキエキ。

今日買った本。
『欧米掃滅・上』(トム・クランシー&スティーヴ・ピチェニク/新潮文庫/\590-)
オプ・センターシリーズの最新刊。