カルト教団

今日観たモノ
<B>「日本の黒い夏−冤罪−」</B>(熊井啓監督/日活)

久しぶりの日本映画。
これは松本サリン事件で警察及びマスコミに、実質的に犯人扱いされた河野義行さん
の事件を扱った、半ノンフィクション映画。たしか河野さんが監督の遠い親戚だか知
り合いだったからしく、【義憤】にかられて作ったかのような実にストレートな映画。
が、しかし。青い。青すぎる。まるで中学生日記を観ているようだ。
あんまりにも話が、論点がストレート過ぎるので、観ていてへきえきする。おそらく
教育委員会とか本人の協力を得ているのにも影響されているのだろうが、これじゃ
映画である意味がなにもない。義憤だろうがノンフィクションだろうがなんだろうが、
こんなまっつぐに意見を吐いてたってダメじゃん。別に真面目で重いテーマだって
エンターテイメントとして成立してなきゃ映画じゃないやい。と思った。

うーん、これはマスコミ内部劇にした方がよっぽど面白くなったと思うのだがなあ・・・
あと中井貴一をなんとかしてくれ。目が笑ってないぞ。

河野義行さんのHP
http://www2k.biglobe.ne.jp/~ndskohno/