タイ料理の日

埼玉パイソン系飲み会。

ひじょーに濃い飲み会。19:00から0:00近くまで。
酔っぱらう(笑)

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ルネッサンスとは何であったのか』(塩野七生/新潮社)読了

塩野七生は好きな作家のひとりである。
『男たちへ』を中心とする辛口エッセイはともかく、小説のたぐいは
想像力も豊かで結構面白い。中世西洋モノにおける司馬遼太郎かも。
この本は「なぜルネッサンス?」「なにがルネッサンス?」を書いた
かなりストレートな思いの本。きっと根っこはミーハーなんだろうなあ
と思う。
西洋史は好きな方なのだが、塩野史観のいい所は、キリスト教くさくな
い所なのである。なんだかんだ言って、あるてーど教養と立場のある西洋人
は、敬虔なクリスチャンを装わなければならない部分があって、キリスト教
ユダヤ教に対して醒めた目で見ることがどーしてもできない。ここが
いつも不満であったのだが、東洋人である彼女の場合、そこらへんはばっさり
切って捨てるあたりが心地よいのかもしれない。
この手の本は、学術書ならともかく、一般人向けに書かれたものは少ない
のでいいかも。もう少しエッセイぽい方が個人的には好きなのだが。