この連休は天気が悪い

銀の匙』(中勘助ちくま文庫)読了
一見無邪気な少年時代。でも裏を読んでしまうとちょっと引いてしまいそうなお話で
ある。少しばかり内向的すぎる。まあ、それがネライなのかもしれないし、明治文学
らしいと言ってしまえばそれまでだが。夏目漱石でも文豪と呼ばれる誰でもそうだが、
あんなに小難しく悩まなくてもいいのに、と、思うのは現代人のサガなのだろうなと
は思うが、もっと宮武外骨とか通俗的な人がいるのにこーゆー作品が時代を代表する
作品として残るのは、やっぱり日本人はマジメなのだろうなと思う。どこの国でも
そうなのかも知れないけど。

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今日観たもの
ブルース・ブラザース
5/5のThe Blues Brothers Bandのライブのための予習。やっぱカンペキな映画。
いいねえ。

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「第9回旭化成アイミー文化寄席 21世紀@伝統文化のかけ橋=紙芝居=」を観に
お江戸日本橋亭へ行く。

落語 桂 前助「やかん」
落語 三遊亭 安楽「ちりとてちん
対談 梅田佳声立川談幸
紙芝居 梅田佳声「猫三味線」
 −仲入り−
落語 立川談幸崇徳院

お江戸日本橋亭はキャパ5〜60人くらいの小さなホールだったが、あれだけ近くで見れ
るのはよいかも。平均年齢がかなり高いのがちょっと気になるが(笑)
毎回江戸の伝統芸能を見せるという趣向らしい。今回は「紙芝居」。紙芝居なぞ観た
こともなかったが、なかなか面白かったです。なんかベタベタなお話を1時間以上。
でもそんなトコでやめるな。続きが気になるじゃないか(笑)

立川流の落語は始めてだったが、談幸師匠はすんげー上手でした。
上手というのは面白いということ。やあ、笑った笑った。

ところでふたつ前の席(座椅子)に唐沢俊一がいました。
こんな所を行動範囲としていたのか(^^;