DVD制作編

DVD製作の流れは、ビデオキャプチャ→動画編集→オーサリング→焼付ということに
なる。PCで動画を扱うにはAVI、MPEG-1、MPEG-2あたりが主流で、圧縮率が最も高い
のがMPEG-2である。最終的にDVDに焼くためにはMPEG-2にする必要がある。ただウチ
の環境では、直接ビデオをMPEG-2でキャプチャ・編集できるハズなので手間は一個
減る。オーサリングってのは、フツーのDVDデッキで見れるようにするためのフォー
マット作りみたいなもんである。
てわけでGeForceとPowerVCRの組合せでビデオを10秒くらいMPEG-2で取込み、編集は
省略してオーサリングソフトDVDit! LE(DVDドライブ同梱)に取り込んでみる。
が、できない。しかし原因はだいたい分かっていて、DVDit!は取り込みフォーマッ
トに厳しい制限があるのだ。
MPEG-2の場合は、
 解像度 720×480、704×480、352×480、352×280
 フレームレート 29.97/秒
 画像アスペクト比 4:3
 ビデオビットレート 2.0〜8.3Mbps(CBR/VBR)
 サウンド MPEG-1 Layer II、WAVE
 最大GOPサイズ 36フィールド/18フレーム
なのだが、それぞれの意味はよく分からない。
キャプチャのパラメータをいじってみるが、どうにもよくならない。DVDit!にはも
う一個制限があって、GOPにシーケンスヘッダというものが付いてなければならな
い。
詳しい説明は省くが、そもそもMPEGエンコードはボードによってかなりクセのある
MPEGファイルを作るとのことで、DVDit!が正式に動作保証しているキャプチャカー
ドは4種類くらいしかない。当然ウチのGeForceはそれに含まれていないのである。
そういうわけで、このシーケンスヘッダというのがハードに依存するものなのかソ
フトに依存するものなのかよく分からないが、LCV-TVに同梱されていたビデオ編集
ソフトVideo Studio4.0をインストールし、こちらのキャプチャ機能を試してみる。
が、こちらではなぜかMPEG-2でのキャプチャが設定できない。しょうがないので
MPEG-1で取り込んで、DVDit!に放り込んでみると、動画音声共に成功。だが画像は
荒い音声は悪い。しかしまあ、とりあえずDVDit!で使える素材は作れることが分
かっ
たワケである。となればハードに問題はない。このソフトでどうにかMPEG-2キャプ
チャを行うか、AVIまたはMPEG-1で取り込んだビデオをMPEG-2に変換するかのどちら
かでOKということになる。なんとかなるかな?