日本周回MINIの旅 北海道上陸作戦(1)

MINIの旅を5年ぶりくらいに書くことにした。と、いうのは『水曜どうでしょう
を見たからではなく、渡辺一枝の『チベットを馬で行く』と読んだからなのだ。
んでわ。

日本は島国である。とある内地人が北海道を「島」と呼んでオレの顰蹙を買った
が、北海道は確かに「島」だし、本州も「島」だ。日本は日本列島という島しか
ない国なのだ。したがって、沖縄を外しているとはいえ、この島国の日本を全国
制覇するには海を渡る必要がある。本州−九州は関門トンネルが通じている。四
国はこの時点で海外だが、本四連絡橋が建設中。そして北海道は青函トンネル
開通してはいるものの、車は通れない。北海道が一番難所なのである。
しかし実はワタシの実家は北海道なのである。帰省がてら北海道に帰れば手間はな
い。なーんてことで安易に北海道上陸作戦は計画されたのである。

ともかく、北海道上陸の計画を立てよう。
青函トンネルが完成してから、惜しいことに青函連絡船は廃止になっている。しか
し下北あたりから出るカーフェリーは残っている。また、確か青函トンネルを抜け
るカートレインがあるとか聞いたことがあるような気がしたのだが、見つけること
ができなかった。したがって、北海道への侵攻ルートは以下の選択肢が考えられる。

 千葉→大洗→カーフェリーで苫小牧
 千葉→青森→カーフェリーで函館

ふつーに考えるとこの2ルートであるが、北海道をバイクで走り回るミツバチ族
御用達のもう1ルートがあるのである。それは、

 千葉→新潟→カーフェリーで小樽

というルート。日本海航路は太平洋航路に比べて遙かに安いのである。但し新潟ま
での高速道路代はかかる。この3ルートを比較した当時のメモが残っていないので
正確には分からないが、青森経由は高速代が高額、大洗経由はフェリー代が高く、
新潟までの高速道路代を見込んでも、新潟→小樽の日本海航路が一番安かったので
ある。と、いうわけでまだぺーぺーの新米社員だったビンボー人は、迷わず日本海
航路で行くことを決めたのであった。
まあしかしいくら安いと言ったって、車のガス代・乗船賃があるので、単身飛行機
でいくよりは高くなる。それじゃというわけで、ちょうど同郷のIが会社にいるので
誘うと、即OK。これで高速代とガス代が半分になれば、飛行機よりも相当安くな
る。