日本周回MINIの旅 北海道上陸作戦(6)

'93年8月1日
朝出発。今日は旭川へ向かう。たしかこの当時道央自動車道が札幌から旭川まで
開通して間がない頃なのだが、高速を使っても下の道を使っても時間は大して変
わらない。熊の方が多いと言われるゆえんであるが、そんなわけで、往路は下道
で行くことにする。札幌から旭川へは国道12号線が走っていて、それに沿って
走るだけで旭川につく。03年度現在ワタシの実家は引っ越しているが、当時の実
家は12号線沿いにあったので、本当にそのまままっすぐで家に帰ることができ
る。この道は、ほとんど同じコースを鉄道も走っているので、何度も電車で往復
しているので、そんなに珍しい景色はない。というか、北海道の景色は、道東へ
でも行かなければ、そんなに代わり映えがしないのである。まあ、道外の人が見
るとまた違うのかもしらんが。
そんなわけで国道12号線に乗ってちんたらちんたら走る。ちんたらとはいえ北
海道の道は都市部を除けば渋滞知らず。道も広いのでかなりトバせる。岩見沢
滝川、深川と過ぎて、石狩川と平行に走り出すようになると、もうここらはワタ
シの生活圏内である。神居古潭、伊納と小学校時代の遊び場所を横目で見て、実
家あたりからもよく見える東海大学の赤いとんがり屋根を過ぎ、サンバレースキ
ー場(現在はサンタプレゼントパーク)を通り抜ければもうすぐ近く。旭川大橋
をわたって、在籍していた旭川市立聖園中学校を抜けて、もう少し走って到着。
所要時間3時間。とーちゃくー。

んで、旭川にいた間は、入院していたじーちゃんのお見舞いに行ったりなんかし
ていたはずである。このじーちゃんは90歳を過ぎてすっころび、頭蓋骨陥没の大
けがを負ったにもかかわらず、元気に病院内を飛び回っていたのである。すげえ。
今はもう亡くなっているけどね。南無南無。
あと、家の前で洗車していると、道行くおばさんに声を掛けられたりしたような
気がする。雪が降る北海道ではこのテの車はあんまり走っていないのだ。それと
習志野ナンバーが珍しかったのかな? 寮の前でも洗車してたらおばさんに
「ウチの息子が欲しがってるのよね〜」と声を掛けられたことがあるが、「よく
壊れますよ」と言っておいた(笑)

どうも当時の手帳によると、8/1,2の2日間だけ旭川にいて、8/3にはもう札幌へ
戻っているようだ。なんとも慌ただしい帰省である。