日本周回MINIの旅 日本海沿岸地方掃討作戦(2)

うちのMINIもたいしてスピードは出ないが、確かシトロエン2CVが走っていたの
もこと時である。80km/hくらいしか出ないから、やめときなさい。とか思った記憶
がある。
東北自動車道を北上まで北上し、北上ジャンクションから秋田自動車道へ乗り換え。
この道は高速道路というより有料道路で、片道1車線、中央分離帯のかわりにポー
ルが並んでいる。スキーブームの頃はこの道も遅々として進めなかったが、この日
はなんということもなく進む。岩手県から一気に西へ日本列島を横断し、秋田県
入る。

今回のMINIの旅はここからが本番。とりあえずの目標は男鹿半島である。どこから
どう走ったか覚えていないが、まずは男鹿半島を通り越した先のインターを降り
て、北側から半島に入ったはずである。あまり海沿いの道じゃなかったような気が
する。狭い山道をてこてこ走ってエイヤっとカーブを曲がると、いきなり大きな駐
車場が。ここが男鹿半島の突端、入道崎であった。広い駐車場にはまばらな車。風
が強く、あまり観光客もいなかった。日本全国どこでも観光地は似たような店が並
んでいるが、ここもご多聞に漏れず、観光客相手にイカ焼きやらジュースやらを売っ
ている店がある。トイレに行ってから岬の方へ歩いてみる。

たいていの日本の岬はごつごつした岩だらけ、というイメージがあるが、ここ入道
崎はなだらかな芝生地帯が広がり、そのそこかしこに岩が転がっている。芝生は海
まで続き、そこからすとんと断崖が落ちている。という感じ。あまり見かけない地
形で、行ったことも見たこともないくせに「イギリスみたいだ〜」とか思う。どこ
がイギリスなのか今考えてもよく分からないが、ワタシの頭の中のイギリスの自然
は、あのストーンヘンジドーバーのホワイトクリフが混然としたものだったらし
い。
ま、しかしなかなかよそではみれない景色ではある。実は下に降りる道があったら
しいが、それには気づかず、すぐに出発!

おそらく国道7号線に乗って戻ったのだと思うが、看板に出る文字は「八郎潟」。
小学生の教科書に載っていた八郎潟である。八郎の足跡が八郎潟だったんだっけ?
それはダイダラボッチか。てことは、えーと、埋め立てがどうのこうのという話は
社会の方の話だっけ・・・?