日本周回MINIの旅 四国潰走編(2)

出発したのは1999年4月27日、つまりGWである。高速が混んでいるかもなのは承
知の上である。つーわけで珍しく昼間の14時に柏を出発。明日の夜に大阪で遊ぶ
約束をしていたので、それに間に合うよう。また、ワイパーブレードがびろびろに
なっていたので、途中で買っておこうと思ったのである。
今回は柏インターに向かわず、国道6号を南下する。が、30分も走らないうち
に、すぐにトラブル。水温計が異常に高くなっている。うぉっとアブない。そうい
やこの所洗車もしてなきゃオイル交換もしていない。すぐに路肩に止めてボンネッ
トを開いてみると、オイルが減り気味、ラジエーター水が不足。やっぱMINI乗りは
日常点検は欠かせないのだなあ。ついめんどくさくてさぼってしまうけど。
どこぞのマンションの前庭にあった水道を拝借してラジエータに注入し、オイルを
足しておく。よし!これで準備万端、新松戸のストークへ寄ってワイパーブレード
を購入。いざ四国へGO!である。――と、この時は甘く考えたのではあるが、この
時にちょっとでもMINIを見てもらえばよかったのである。それが甘い幻想であった
ことに、後にイヤでも気づかされるハメになったのであった。

ま、それはともかく。
そのまま国道6号を南下して、向島インターから首都高に乗る。行きの行程はもう
何度も通った東名→名神高速自動車道。特に目新しくもなんにもない。もうトラック
の運転手なみに行程をこなしているだけの状態なのである。ただ本番は四国に入っ
てからなので、体力を温存すべく、ちんたらちんたらMINIを走らせる。出発時のト
ラブルがあったので、時々エンジンをチェックしてみるのだが、ラジエータ水の減
りが早いような気が。うーん、なんだろう。ラジエータバルブが不調? オイルが
汚れて冷却性能が低下してる? よく分からないがまあ、水を足しときゃ大丈夫で
あろう。水補給して先を急ぐ。
東名に入った頃には既に日が傾いており、海老名サービスエリアで晩飯。
そのまま西へ西へとひた走り、足柄サービスエリアで小休止。気を取り直して再度
走り出し、浜名湖を左手に望む頃には日付が変わって4月29日となっていたのであ
る。今日はこのまま夜のウチに距離を稼ごうというハラで、名神に入ったのは午前
3:00頃。大阪まで一気に走って高速を降りた頃には、朝の9時頃になっていたので
ある。うん、よく走った。