れむれむ

ななななんと、レムが生きていたとは思わなんだ。
ソラリス』(『惑星ソラリス』/『ソラリスの陽のもとに』)の原作者、
ポーランドの文学者スタニスワフ・レムのことである。レムは学生時代
にすこーんとハマり、日本で出版された本については、集英社ワールド
SFの『泰平ヨンの未来学会議』以外の本は全部読んでおり、雑誌掲載の
短編についてもほとんど読んでいるほどのおたくでなのある、オレは。
レムについては98年に『虚数』が出版された頃にちょっとだけウワサを
聞いたが、その後深見弾氏も亡くなり、これでもうレムの新作は読めね
え・・・と嘆じていたのである。

んが! なんと国書刊行会スタニスワフ・レム・コレクションなるシ
リーズを準備しているとな! 新訳で! しかもレムが生きている!
こーれはびっくり。
予定されているのは、
  ソラリス
  フィアスコ(大失敗)*
  天の声・枯草熱
  変身病棟・挑発 *
  短篇ベスト10
  高い城・文学評論*(*は本邦初)

の6作。SFというより文学者として選ばれているような感じですね。
これが売れれば他のも・・・・まあ、無理かな(笑)
『完全な真空』『虚数』を面白がれる人はごく少数だと思います。
しかしま、楽しみ楽しみ。実家に死蔵されているレムの本、取り返して
来ようかなあ・・・。

そういや、泰平ヨンシリーズ最新作『地上の平和』はどうしたんだ?
それと『未来学会議』、誰か持っていたら読ませてください。もう15年
以上探しているんだけど見つからない・・・