日本周回miniの旅 最終章(39)

5日目(04-8/12)
さて5日目の夜が明けた。実質的には今日で旅はおわり。今日は高知まで行って宿
泊。明日は朝から徳島まで走ってフェリーに乗って帰るだけ。
てなわけでMINIに乗って9:00出発。駐車場が屋根付きだったので、車の中が涼し
い。こんな小さな幸せを味わえるのもMINIならではである。すいません、本気で
言ってるわけじゃありません。しかし旅館の方が見送りに出てきてくれるのだ
が、MINIの場合これが困る。すぐ出発できないのだこの車は。まだ夏だからいい
が、冬なんてのは暖気に時間がかかり、その間相手も帰るに帰れず寒さに震えてい
るというありさまになってしまうのだ。古い車に乗っている人は見送らなくていい
からね、こちらが恐縮してしまう。
このおねーさんに「高知までどれくらい?」と聞くと、この時間なら1時間くらい
ですよ。と言われる。ホントか?かなり嘘っぽいぞ、そりゃ。

宇和島方面はパスして国道33号線に乗って南下開始。市内を出るとすぐに山を登っ
ていく。そろそろお盆休みも本格化しているようで、家族連れの車が増えてくる
が、道がよく整備されているので、走りやすいし、山中の道なので「涼しい」。こ
れは大きい。って、なんか気温の話題しか言ってないな、今回の旅は。もともと夏
場の日中は乗るのを避けていた車だしなー。
ま、ともかく、道の駅美川に到着したのが10:30。ちょっと長めの休憩を取って今後
の行く末を考える。このまま33号に乗っていれば高知に行けるのであるが、ちょい
と興味があるのが四国カルスト。この先440号へ曲がればカルスト台地である。今回
の旅は、というか、今回の旅「も」ひたすら走りっぱなしの強行ドライブになりか
かっており、それもなんだということでそちらに向かうことに。
440号は新しいトンネルを抜けるえらい立派な道だと思ったら、それは入り口だけ
で、あとはほとんど工事中。順次工事しているらしいが、そこここに1車線道路が
残っており、そこをトラックが走り回っている。まだ昼だからいいけどね。道を譲
り合いながら川を越えてダムを見て山を登って40分ほど走るとそこは五段高原。い
きなり風景が変わる。緑の草原に白っぽい岩が点在しており、風力発電の風車が
回っている。牛が寝ころびカラスが舞飛ぶ。うーん、これはヨソでは見れない光景
だねえ。