なんだか風邪が完治しない

このところ、とある人の昭和5年の日記(本物)をお借りして読んでいる。
別になにか特別な事件があるってわけでもないのだが、時代は世界恐慌
まっただ中、満州事変の直前とあって、なかなか風雲急を告げる時代なの
である。歴史物の本だと「市民は貧困にあえぎ・・・」となるのだろうが、
やっぱりその当時生きている人たちは、それはそれとして家族や友人と
楽しく生活しているのである。
当たり前っちゃあ、当たり前だが、時代のイメージというのがあって、
どうしてもそう考えがちになってしまうものである。
ともかく、時代の風景も戦前の庶民生活の模様も、なかなか楽しいので
ある。

聴いたモノ
 九代目桂文治「小言幸兵衛」(S39)
 を、マクラがケネディ暗殺だ。時代だねえ。