蕎麦屋にて。

少ぉし年齢高めの女性客がひとり。帰りに伝票を振り回している。
聞くとはなしに聞いてみると、ようするに「食事代+10%のサービス料
+5%の消費税」という請求の、サービス料に消費税を掛けているのが
気に食わないらしい。その値差1円。
サービスに消費税はかからんだろうと言うのだ。困ったバイトのねーちゃん
から調理のにーちゃんにバトンタッチされるが、「計算がおかしい」だの、
「だいたいサービス料ってのはなんだ」果ては「私は何にもサービスして
もらってない。おしぼりも水も出てこない。だいたいサービスなんてどこ
でもやってる。やってあたりまえのことだ」
だ、そうだ。最後に出てきたのは店長なんだろうなあ。

実際にサービスが悪いかどうかはともかく、サービスには消費税が掛り
ますよ。サービス業だって消費税取るし。
それはともかく「サービスなんてされて当たり前!」というのは、
とっても日本的な感覚っすね。なんたってお客様は神様だし。
((c)三波春夫

「謙虚なお客様」というもレッドデータ・アニマルズだなあ・・・

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今日買った本
ヘミングウェイ・アドベンチャー』(マイケル・ペイリン/産業出版センター/\2800-)