やまさん銭湯に行く、の巻(そのに)
<続き>
のぼせる前に湯船を退散して洗い場へ。蛇口は昔なつかし赤と青のトグル
のついたやつである。さーて頭を洗おうかなと、シャンプーを取り出す。
と、言っても前にホテルからパクってきたシャンプーとリンスである。
形が同じなんで眼鏡をかけてないとわかんないんだよねー、と目に近づけ
ると、書かれている文字は――「FOAM BATH」
あれ? もう一個見ても「FOAM BATH」
これは・・・あの風呂をアワアワにするアレではないか。そういやウチで
やってみよーと言ってパクってきた覚えがある。
うーん、これは困った。一瞬石鹸で洗おうかとも思ったが、髪の毛がごわ
ごわになっちゃうんだよね。つことで手拭い一本で脱衣所に戻り、番台の
おばちゃんに「シャンプーあります?」
昔はエメロンシャンプーくらいしかなかったものだが、ひととおり揃って
おり、ソフト・イン・ワン1本230円なり(だっけ?)
で、ひととおり洗って風呂をあがる。フルーツ牛乳はなかったが、コーヒー
牛乳はちゃんとビンのがあった。けど飲んでない。ドライヤーは20円
で数分使えるやつがあった。けど使ってない。これでトイレがくみ取り
だったら完璧なんだけどなーと思ったが、行ってない。
つわけで帰って来ました。
ちなみに女湯の様子はおばちゃんが数人がはがはと世間話してるのが聞こえ
ましたが、覗いてはいません。つるまきに聞くと、下町のサロンと化して
いたそーです。男湯はいたって静かなもんでした。
帰りはなんとバス。同乗した人、どこからの帰りなんだか。怪しんだだろ
うなあ(笑)
ま、しかし風呂は大きい方がいいですな。と、思ってハタと気づいたが、
前に住んでた寮の風呂のほうがでかいじゃねえか。
おしまい。