ぽすたる刑事純情派 第二話

インターネットで調べてみて、代表電話と思われる番号に掛けてみたが、つな
がったのはテープ音声で、「こちらは関東郵政監察局情報公開閲覧室です。た
だいまの時間は業務時間外ですので云々〜」と流れるだけ。どーすりゃええっ
ちゅーねん。
てわけでまた掛かってくるのを待とうかなーと思ったのだが、新聞を取りに行
くと、郵便受けに『こんにちわ!郵政監察室です』というヘタな漫画のかかれ
たパンフが入っており、Oさんという人のメモで「お伺いしました。最終頁あ
てご連絡下さい」と書かれている。
このパンフによると、郵政監察室というのは、警察と同様に郵政事業にまつわ
る犯罪を取り調べる所らしい。鉄道警察みたいなものである。
パンフに書かれていた電話番号に電話すると、なんだか元気のなさそうな男が
電話に出た。ワケを話すと、なんのことかさっぱり分からないらしく、これこ
れこーゆーわけで電話したと話したが、あまり要領を得ないらしく、ともかく
Oに連絡するという。自分は仕事しに出てきただけで、よくわからん、と。連
絡付くかどうか分からないがOに連絡して折り返し電話するというので、待っ
ていると、しばらくしてOから電話がかかってきた。
この人もあまり要領を得ない人で、言うことがことごとく回りくどい。おそら
くいつもめちゃくちゃに文句をたれられすぎていて、下手に出るクセがついて
るんだろーなー。可哀想に。休日出勤していてたまたま意味不明の電話を取っ
てしまった彼も、たぶん家で奥さんに邪魔にされているのかもしれない、と、
勝手な想像がふくらむ。

ともかく長い話を要約する。まず監察室の仕事の説明を受け、内容物の確認。
つるまきが金曜日に確認したものはだいたい入っていたが、いっこ「バラの写
真」というのがメモにあった(この時つるまきは不在)。ウチの親は写真が趣
味なもので、「花の写真です」と大見得切ったが、あとで聞くと「バラバラの
写真」だったそうだ。
ともかく調書を取るので時間をくれという。をを、これは取り調べではないか!
「ネタは上がってるんだ! 素直に吐け! 田舎のお母さんが泣いているぞ。
♪かーさんがーよなべーをしてー」
「すいません、刑事さんっ(泣)」

というシーンを期待して、水曜日に郵政監察局まで行って来ます。さて、ワタ
シは無事にカツ丼を食べさせてもらえるのであろうか?(違うって)

<続く>