日本周回MINIの旅 西日本強襲作戦(6)

別府の街の感じはどっちかというと熱海だが。大分県の団子っ鼻みたいな国東半
島の下側。鼻水を垂れると溺れてしまいそうな別府湾の奥が別府市で、おだやか
な海に沿って広い道路が続いている。道路が広いのは郊外までで、市内に入ると
一気にこちゃこちゃした街となる。右手の山側に斜面に沿ってビルが張り付いて
おり、そこここに温泉がある。知人の家はその斜面の途中にひっかかるように建っ
ている。ランドマークを書くと一気にばれてしまう家なので詳しくは書けないが、
坂の途中で、こりゃあチャリンコなんか乗ってられない坂の町なのである。
んで、家の前に停めてPHSで電話・・・するまでもなくMINIの重低音なエンジン
音が静謐な町内に響き渡っており、一発でバレていたのである。知人とその親父
さんの出迎えを受けるが、この親父さんがMINIに興味津々。初見の人にエンジン
ルームを空けてくれと頼まれたのは初めてである(笑) ちなみにウチのMINIの
エンジンルームは非常に汚い。

 親父さん「油ジミがあるな」
 ワタシ「油、よくモレるんですよね〜。だからオイル積んでるんです」

後で聞くと「よくもあんな車で走れるな」とかおっしゃっておられたとか。まだ
まだ元気に走ってますよー。トラブルは多いけどね。
というエンスー親父に誘われて、昼食は近くの小料理屋でビール付き(はあと)。

夜も泊めてもらおうと思っていたら、エンスー親父が仕事関係で安くなる温泉施
設を予約してくれていた。ラッキー。
と、いうわけでMINIの旅には珍しく温泉付き、しかも布団の上で寝られるという
至福の時。テレビでは横浜高校松坂大輔鹿児島実業相手に完封。晩飯はビー
ルと関サバという、ビンボー旅行にあるまじき一晩であった。2度と無いと思う
けどね。

<続く>