日本周回MINIの旅 四国潰走編(11)

5月の半ば、木下自動車から修理が完了したとの連絡が入る。よっしゃ、後半戦の
スタートだ!
さすがにGW明けにまた有給休暇を取るわけにはいかないので、今回は土日一本勝
負である。スタートは5月29日(土)。と、定めたのだが、前の日に急遽友人の家に不
幸があり、夕方横浜まで行き、その後どーしても外せない飲み会があったので東京
にとんぼ返り、家に帰ったのが終電間際。それから洗濯をして寝たのが午前2時半
頃。

朝9時頃の新幹線で西へ飛ぶ。暇つぶしはアイラ・レヴィンの『ブラジルから来た
少年』。ふつーの旅であれば駅弁でも食いながらまったりと旅情を楽しむべきとこ
ろではあるが、MINIに乗るまでは、ただの業務用の移動である。新幹線に乗った瞬
間から本を読みふける。東京から新大阪まで約3時間。在来線に乗り換えて舞子駅
へ。『ブラジルから来た少年』読了。うーん、映画は見たことあるけど、やっぱ面
白い。この主人公の人、実在のモデルがいるんだよね。そっちの本も読んだことあ
るけど。
舞子駅から高速バスに乗り換えて、まったりとバスの旅・・・と思ったら、なんと
すんげー混んでいる。座れずに立ちである。高速バスって立ってていいんだっけ?
そもそもここは高速じゃなくて有料道路だからいいのか?
なかなかの上天気でバスに揺られて眠くなるのだが、立っているため寝ることもで
きない。そうこうしている内に津名港着。15時。
木下オートから帰るときはバスに乗ったが、それほど遠かった記憶がないので、バ
ス通りに沿って観光がてらてこてこ歩き出す。が、いけどもいけどもたどり着かな
い。道間違ったか?とも思うが、道路地図はMINIに置きっぱなしで確認もできな
い。いーかげん歩き疲れたので、木下自動車に電話。「歩いてきたの?」と呆れら
れたが、道は間違っておらず、まもなく到着。
死の淵から蘇ったMINIは大人しくそこで待っていたのであった。

<続く>