日本周回miniの旅 最終章(10)

天気はよかったのだが、関越トンネルを抜けて湯沢に入った途端、霧・雨・風がひ
どくなる。昨日関東地方を襲った低気圧が新潟方面に移動していて、それに突っ込
んでいったらしい。涼しいのはいいが、山地の低気温ではウチのMINIにはきつい。
しかも雨漏りしてるし(笑) しかし2度ほど赤ん坊への給油(ミルク)とパーツ交換
(おむつ)のためにピットインしただけで、新潟に到着。したのだが、もう現地は台
風状態。昨日東京を襲った低気圧に、ご丁寧に再び突っ込んでいったということら
しい。しかも新潟亀田ICを降りると市内はめちゃ混み。結局新潟港に着いたのは
10:30であった。
車検証とネット予約の控えを掴んでフェリーターミナルへ走る。乗船手続きは一瞬
で終わり。天候不良のため到着が遅れると言われる。ドライバーのみ車で乗り込
み、同乗者はターミナルからの乗船となる。MINIは車高が低いので、他のシャコタ
ン改造車と共に脇に寄せられ、後で長距離トラックと同じ1Fフロアに詰め込まれ
る(おかげで下船は早い)。荷物を担いで船に乗り込む。
今回は特等A船室で、洋室のツインベットである。最近の特等船室には風呂、トイ
レ、エアコンまで完備していてまるでビジネスホテル並である。しかもこの特等A
には、この部屋専用のプライベートデッキまでついているのだ(海の見えるベラン
ダである)。すばらしい。高いだけのことはあるが、こちらには赤ん坊がいるので
2等船室というわけにはいかないのだ(こちらがどうというより、他の先客に迷惑
なのである)。
んで、船内探索開始。売店、カフェ、レストラン、グリル(要予約の高級っぽいレ
ストラン)、大浴場、喫煙ルーム、ビデオ個室、ビデオ上映ホール、ゲームセン
ター、自動販売機、と、その設備の充実ぶりにはびっくり。客はトラックドライ
バー、貧乏学生、家族連れがほとんどである。つるまきは海に浮かぶスーパー銭湯
と呼ぶ。
新潟の天気が大荒れで、白波が立つほどの波。そのため少し揺れが大きい。船旅が
初めてなウチの奥様はさっそく酔い止めを飲む。ウチの子は地面が揺れるので怒っ
ている。怒るんじゃないっ(笑)しかし外海に出るに従って波も収まっていく。こ
の日は昼飯にちょっと贅沢なグリルでステーキ。海を眺めながら大浴場に入り、昼
間っからビールを飲んで、寝る。ちなみにプライベートデッキは、寒すぎて出てら
れん。