日本周回miniの旅 最終章(20)

夏が来た。
MINIにはつらい夏である。先週末に近場ゴルフ場に行ったのだが、くそ暑い1日で
あった。風が多少あったので過ごしやすくはあったが、帰りには越谷あたりの休日
渋滞に引っかかる。途中で買い物に寄って、さあ帰ろうと思ったら、クーラント
漏れている。む。
確かに5月だけで2,000kmくらい走っているのだが、クーラントとオイルはチェック
している。やっぱ夏に弱い車になっているのだ。うむむ。と、いうわけで次の日曜
日、東京では気温31℃を記録した日の真っ昼間に近くのホームセンターに買い物に行
く。なにも日中一番暑い時間帯にMINIで行かなくてもいいようなものだが、とにか
くこれが暑い。エアコンも多少効かないわけではないが、効きが遅すぎるのと、渋
滞にはまると水温が急上昇するので切らざるをえない。となると社内の室温も急上
昇してしまうのだ。うーん、これで真夏に四国なんぞ走れるのだろうか?
ご存じの通りMINIは4気筒横置きエンジンなわけで、ラジエータは左側を向いてい
る。外気は左側のタイヤハウジングからとっているわけだが、MINIのすかすかエン
ジンルームでは、エンジンの排熱がラジエータに回っていくので、あまり冷却効率
はよろしくない。そのためにラジエータの上を塞いでしまう加工がされていたのだ
が、ラジエータを交換したときにそれがなくなってしまったらしい。らしいという
か、なくなっているのだが、それが何を意味するかは別のMINI屋さんに行った時に
初めて知ったのだ。つまりラジエータを新品にしたにもかかわらず、冷却性能は落
ちているのだ、このMINIは。
どれぐらいかかるかは知らないが、ここでお金をかけるのもなんだし、昼間の移動
はなるべく避けて、山地を通るとか工夫しないとツラいだろうな。
 つるまき「四国の県境集まってるところをくるっと回ってきたら?」
 おれ「それでも全然問題なし。」
 つるまき「それでいいのか?」
それでいいんです。いざとなったら女房子供はホテルに置いて、夜中に一人でくる
りと回ってくるさ。
(04-5/31記)