日本周回miniの旅 最終章(29)

さて、夏休みだ。いよいよ四国へ出発である。前の週に台風が上陸して四国は大変
だったようだが、週間天気予報では快晴真夏日が続いている。フツーの車であれば
歓迎するところだろうが、MINIは暑さに弱いのだ。どうなることやら。奥さんと赤
ん坊は後部座席で生きていられるのであろうか?
今回の旅は宿とフェリーの予約がされているので、前回までのように適当に走って
疲れたら車中泊ということができない。時間制限があるのである。当然のことなが
ら夜を徹して走るなんてこともできないので、効率よく走る必要がある。とはいえ
ざっくりとどこらへんを走ると決めただけで細かい所はその場で柔軟に判断する。
柔軟に判断すると言えば聞こえがいいが、その実は単にその場の勢いだけなのである。
そんなわけで2004年8月8日日曜日午後2時、成人女性ひとりと0歳児ひとりをMINIに
押し込み、おむつとミルクを大量に積み込んで浦和を出発したのであった。
今日乗るのはオーシャン東九フェリー、東京フェリーターミナルを19:10発。早めに
フェリーターミナルまで行って、飯を食おうというハラである。日曜日なのでそん
なに道は混んでないだろうと思っていたが、やっぱそれなりには混んでいる。国道
17号を南下して巣鴨→銀座を通り抜け、晴海通りから東京ビッグサイトの脇を抜けて
フェリーターミナルへ。と、書くと簡単だが、「暑い」。エアコンガスは補充した
が、さすがに気温30度を越えると、信号待ちをするだけで冷却水温度が急上昇。エ
アコンどころの騒ぎではないのだ。せめて50-60km/hくらいで車が流れていればエア
コンも効かせられるが、渋滞にはまると自然通風勝負である。つまり、窓をあける
だけ。運転席はそれなりに風が通るが、後部座席の窓は開かないので、それはそれ
は暑いらしい。日中一番暑い時間帯でもあり、赤ん坊もあっという間に汗だく。大
丈夫かいな。まあ、そのためにウチワが積んであるのだが(笑) しかし晴海通り
に入ると車も少なくなり、「ある程度は」快適に走れるようになる。
しかし勝鬨橋って今通れないんだねえ。知らなかった。埋め立て地に入ると道の両
側にはトレーラーのコンテナがずらりと並び、道の真ん中には猫の死骸とカラスの
死骸。なんだかヤな所だなあ・・・と思いながら走っていると、前方に東京フェ
リーターミナルビルが。17:00着。結構な時間が掛かってしまった。