日本周回miniの旅 最終章(30)

係員の指示で車を置く。2台前が銀色のMINIで、左ハンドルである。ふーん。車を
置いて窓口へ行き、乗船券を買う。ターミナルビルは5月に行った新潟港とは違っ
て、かなり寂しい建物。夏休み期間でもあり、待合い客は結構いたが、喫茶も開い
ていない。ここで食事をしようと思って昼飯も取ってないので、異常に腹が減って
いる。しょうがないので自販機のおにぎりで暫時ごまかすことに。あとは羽田に降
りる飛行機が頻繁に上空を通過するのをぼーっと眺めているだけ。
17:30頃にアナウンスがあり、車に戻る。実はこーやってただ待っているのが一番つ
らい。アイドルしっぱなしだとオーバーヒートしそうになるし・・・もちろんエア
コンなんて使えるわけもない。ヒーターを入れたいぐらいなのである。
並んでいて気づいたが、今並んでいる車列は軽自動車の列で、前から順番に不定
に船倉に入っていく。なんだと思ったら、隙間隙間に詰め込まれているのだ(笑)
ウチのMINIはなんと4WDの後ろに*横向きに*押し込まれた。

乗り込んだのはおーしゃんうぇすと号。設備としては新日本海フェリーに一段劣っ
ている。日本海航路がたまたま新造船なのか、ドル箱路線なのか、オーシャン東九
がケチなのかどうかは知らない。ともかく個室が欲しかったのだが、そうなると自
動的に特等船室になる。1等は個室ではあるが4人部屋で、この時期相部屋となっ
てしまうのだ。特等船室はベッドがひとつ、ソファベッドがひとつ。風呂はなく、
シャワーだけ。大浴場が別にあるが、少し小さい。部屋にエアコンがあるにはある
のだが、温度をMAXにしてもまだ寒いうえに、OFFにできない。きっと大部屋に合わ
せた温度設定なのだろうが、寒くてしょうがない。
ウチの娘はゆれる室内でおおはしゃぎ。テーブルの足に食いついたかと思うと救命
胴衣の表示銘板をしゃぶり、テレビにかぶりついてはベッドから転げ落ちかける。
あんたは元気だねえ。窓の外にはお台場の灯りに東京ディズニーランドの夜景。