2001-01-01から1年間の記事一覧

江木姉妹小伝(15)

衷は晩婚であったこともあるが、独身時代はその筋でも結構浮き名を流していたようである。尾佐竹猛の『法窓珍話閻魔帳』に「衷は今こそ此夫人を得て納まつて居るが、青年の頃は風流戦はなか/\盛なものであつたが茲(ここ)には其頃の珍聞は見合せて置かう…

ひさしぶりのニッキ

10年ぶり(すいません、ウソです。約20年ぶり)に歯医者に行く。板買った。嘘方面の方と飲みにいく。えっあの人がこの人!? というのはネットの世界ではよくある話であるが、「イメージ通り」と言われたオレの立場はどうなるのだろう?それはともかく、…

江木姉妹小伝(14)

江木栄子と衷に話を戻す。栄子と衷の出会いにはこんなエピソードが伝えられている。 それはまだ良人衷が、本郷は元町の小さな下宿屋に転がつてゐた時 分のことである。彼はそこから毎日赤門へと通つてゐた。 当時元町附近の下宿を次から次へと廻つて、書生さ…

江木姉妹小伝(13)

桂太郎は同志会を立ち上げてすぐ癌に倒れてしまう。その後党首は加藤高明が引き継ぐが、周囲の政党の賛同が得られず、派閥的には小党の域を出なかった。「苦節十年」の末、憲政会が第一党となり、大正13年(1924)加藤高明内閣が成立、翼は内閣書記官長となる…

江木姉妹小伝(12)

ここで明治末期の政界を説明しておく。正直言って筆者の手に余るのではあるが、独断と偏見に基いて簡単に記してみたい。成立期の明治政府は、薩長土肥の四藩の藩閥に牛耳られていたと言って過言ではない。しかし土佐藩と肥前佐賀藩は完全な後発組であり、薩…

暑気払い

8/16(木)上野鈴本演芸場「第12回鈴本夏まつり」紙切 林家 正楽落語 橘屋 圓太郎「強情灸」落語 林家 たい平曲独楽 柳屋 とし松落語 柳屋 喜多八「町内の若い衆」落語 柳屋 喬太郎「(新作)」漫才 昭和 のいる/こいる落語 古今亭 志ん輔「目薬」 −仲…

あついっすね。

半分溶けてます。さて家のPCがネットに繋がってないので会社で隠れて書いてます。ここんところ読んでいるのは、徳間文庫からどういう経緯か中公ノベルに移った「レッドサンブラッククロス」シリーズ(佐藤大輔)いわゆる仮想戦記というヤツです。RSBC…

怪盗変

第三段。漫画及び単行本計190冊ほど。ワイド版「カムイ伝」全巻、「ぎゃんぶらあ自己中心派」全巻「右向け左」全巻を含む。査定:5220円也。ついでにプレステ用ソフト8枚で1500円。つわけで行商生活の結果は、 本 3430円 本 5330円 本 …

解凍篇

さて第二段。今回は マンガ ダンボール1箱 文庫本 ダンボール1箱 単行本 ダンボール1箱約200冊。古本屋へGO!「ギャンブルレーサー」がお断りされたのはショックであったが(パイナップルアーミーも似たような汚さなのに)、見事¥5330円の売上…

解答編

しばらくナリをひそめていましたが、まだ生きています。それでは解答。まず第一弾としてダンボール箱2ハコ半。戦争・アクション関係と小説以外のハードカバー、及びトム・クランシーとマイクル・クライトンの文庫。しめて3840円でした。思ったより買い…

叩き売り

思い切って蔵書(と、いうほどのものでもないが)を一気に整理中である。こんなに大量の本がどこに納まっていたのだろうと不思議に思う。どうせ読み返さないのだから必要最低限だけ残すのだ! といきがってみるが、行けども行けどもあてどもない・・・さよう…

じんじん

じつは人事の季節なのである。去るものあり来るものあり。おかげで残った者はわたわたであるが、まあ、あまりうろんなことは言えないね。MINIが帰ってくる。大方の予想通り32万円であった。自賠責分は払い込んであるので、今日は福澤諭吉先生を28人…

昨日飲み過ぎた。

朝起きたらスーツがそこらへんにほっぽり出してあった。うーん、こんなに酔っぱらったのも久しぶり。今日は休みを取って、いろいろ片づける。まずMINIをショップに持っていって車検に出す。20万は覚悟していたが、どうやらこれは30万コースらしい。…

梅雨入り

『ネットフォースIV 殲滅の周波数』(トム・クランシー+スティーヴ・ペリー+スティーヴ・ピチェニック/角川文庫)読了。あいかわらずホレたハレたの物語。そっか、そーゆーシリーズだったのね。そういや『ネットフォース・エクスプローラーズ』というシ…

暑い。

上野鈴本演芸場6月上席 夜の部前座 金原亭 駒介「子ほめ」落語 柳家 三之助「黄金の大黒」曲芸 鏡味 仙三郎/仙一落語 柳家 はん治「浮世床」落語 五明楼 玉の輔「珍獣動物園」落語 入船亭 扇橋「ろくろ首」漫才 大空 遊平/かほり落語 桂 文生落語 三遊亭 …

いや〜

いやあ、仕事が修羅場ってて、もう大変。『戦史の証言者たち』(吉村昭/文春文庫)『大本営が震えた日』(吉村昭/新潮文庫)読了。今日はしばらく動かなかったMINIをなんとかする。バッテリーあがりを放って置いたら完全放電してしまい、バッテリーチ…

江木姉妹小伝(11)

東京都練馬区にある遊園地、豊島園の側に小さな日本庭園がある。向山(こうやま)庭園という名のその庭園は、閑静な住宅街の真ん中にありながら鯉の群れる池と豊かな緑を備えた庭を持つ本格的な純和式の家屋で、現在その母屋と茶室は、近隣区民の文化活動の…

手抜き。

なんだかあわただしくて手抜き中。というか、自分のキャパが減ってきているよーなきがする。 門松は 冥土の旅の一里塚 目出度もあり目出度もなし(一休さん)さて、何したっけ?『破獄』(吉村昭/新潮文庫)読了。そもそも一週間で本を一冊しか読んでないあ…

うらわはわらう。

今日買った本。『銀座』(松崎天民/新泉社/\2000)この古書店、今月いっぱいで閉店だそうだ。まだまだ開拓のしがいのある古書店なのだが。ご主人はノモンハンの生き残りで、息子は勤めに出てしまったそうです。もったいないよなあ。

ぷち

パイソン系新宿プチオフ。以上。

壮行会

新人某君が研修のため3ヶ月くらいいなくなってしまうために壮行会という名目で飲みに行く。ちなみに本人は不在である(笑)親不知が生えてきたんだとさ。彼が帰ってきたとき、またみんなで会えるといいね。と、思わせぶりなことを書いてみる。

中国の国技

会社の某氏に拉致されて俗に麻雀莊と呼ばれる場所へ。トップを2回取り、ペンだろーがシャボだろうが一発でツモり、裏まで乗ってしまうという近年ない絶好調の割りには、最終的にはヘコんでいるというしょーもない麻雀であった。まあ、チップで浮いたからい…

最近手抜き

昨日買った本『大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界』(泡坂妻夫/平凡社新書/\680)

江木姉妹小伝(10)

動乱時代は過ぎ去り、開国後の日本では、剣に代わって西洋の新しい知識が立身のための武器となった。猛勉強して新しい知識を貪欲に吸収した千之は、明治7年(1874)22歳の時に文部省に出仕する。十三等出仕というから大抜擢されたわけではない。木戸孝允(桂小…

まとめ書き

しばらくサボっていたら、いつ何をやったんだか分からなくなってしまった。本は吉村昭ばかり読んでいる。 『戦艦武蔵』(新潮文庫) 『空白の戦記』(新潮文庫) 『深海の使者』(文春文庫)吉村昭は、名前は知っていたが始めて読んだ。うーん、日本人でこん…

江木姉妹小伝(9)

江木俊敬のお墓は、下関の西福院と山口二島朝日山にある。死後従五位を贈られている。俊敬の妻、千之と衷の母親についてはほとんど何も分かっていない。ただ東京谷中墓地の千之の墓の隣に、明誓院江木夫人墓として葬られている。墓碑銘があるが、漢文の素養…

連休最終日

連休最後の日。この連休でいろいろ片づけようと思っていたのに、何ひとつやってないような気がする。ライブ行って寄席行って酒飲んで酒飲んで酒飲んで・・・だったような気が・・・---昨日の勢いで今日は西東京パイソン系飲み会。昼飯に某マクドナルドを食べ…

BBB

Blue Note Tokyo R&B NightThe Original Blues Brothers Bandwith Special Guest Eddie Floyd:1st Stageへ。Personel;Steve The Colonel Cropper(g)Eddie Knock On Wood Floyd(vo)Tommy Pipes McDonnell(vo)Alan Mr. Fabulous Rubin(tp)Ned Holder(tb)Blue …

墓場の鬼太郎

ふたたび谷中霊園に繰り出す。目的は江木千之と鶴田晧である。鶴田氏の方はかなり大きくて立派。江木千之氏のは枢密院顧問官を務めた割には、碑銘もなく、質素な感じでした。でも江木衷の名入りの献燈が。なんかウロウロしてたら、ウチの会社の創業者のお墓…

雨のち曇り

秋葉原に繰り出すが、結局何も買わず。---今日買った本『宇宙家族カールビンソンSC完全版1』(あさりよしとお/講談社/\280-)『戦艦武蔵』(吉村昭/新潮文庫/\230-)あさりよしとおは、だいぶ昔に読んだような気がする。かなりマニアックだが、おもしろ…