昔の本(4)

<続き>「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」早川書房No.98 1964.8No.104 1965.2No.105 1965.3No.110 1965.8No.111 1965.9「ミステリ・マガジン」1968.2No.142 1968.12No.170 1970.6No.171 1970.7No191 1972.3No199 1972.11No.225 1975.1No.228 19…

昔の本(3)

<続き>★『宇宙創世記ロボットの旅』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫SF-203『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫SF-237★『星からの帰還』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫SF-244『砂漠の惑星』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫SF-…

昔の本(2)

<続き>★『プリンス・ザレスキーの事件簿』M・P・シール/創元推理文庫186-1★『ホワイトストーンズ荘の怪事件』セイヤーズ・クロフツ他/創元推理文庫219-1『黄金の十二<世界短編ベスト集>』トーマス・バーク他/早川ポケミス219★『名探偵登場?D』早川…

昔の本(1)

実家の屋根裏奥深くに放置されていた本をGWに回収してきた。つまり、当時(大学卒業当時)再読するつもりがあったか、あるいはここで手放すと二度と手に入らないと思った本だということである。それがこれ。★印は現在絶版または版元品切れである。『ブラウ…

江木姉妹小伝(45)

中勘助の文章には若干の文学的誇張が入っていると思われるが、ともかく当時定男は大学二年生。ませ子も女学校在学中という、当時まだ珍しい部類に入る熱烈な恋愛の末、若い夫婦ができたのである。しかし中勘助の文にも「予想される困難について心配」とある…

06年に読んだ本 そのに。

『幻獣ムベンベを追え』(高野秀行)『日本の一番長い日』(半藤一利)『巨流アマゾンを遡れ』(高野秀行)『怪しいシンドバッド』(高野秀行)『猪谷妙子伝』(猪谷善一)『ワセダ三畳青春記』(高野秀行)『うつうつひでお日記』(吾妻ひでお)『異国トーキョー漂流記』(…

06年に読んだ本 そのいち。

『会津士魂3』(早乙女貢)『ローマ人の物語XIVキリストの勝利』(塩野七生)『会津士魂4・5』(早乙女貢)『遠き雪嶺 上・下』(谷甲州)『博士の愛した数式』(小川洋子)『写真界の先覚 小川一眞の生涯』(小沢清)『会津士魂6・7・8』(早乙女貢)『参謀本部と陸…

汽車

さて私は北海道の旭川出身なのであるが、母方の実家が千代ヶ岡というところにあり、そこには無人駅がある。ここでガキの頃蒸気機関車を見たという記憶が残っているのだ。型式なんてものはまったく分からないが、黒い煙をあげて下り方面へ走っていく汽車のイ…

3●歳 やまさんの穴(かっこん)

およそ25年モノの穴です。小学校か中学校の国語の教科書に、主人公がモンゴルへ行く話が載っていました。草原の真ん中で満点の星空を眺める描写がうらやましく、いつかモンゴルへ行きたいと思ったことを覚えています。この話には、モンゴル人のツェベック…

江木姉妹小伝(44)

五十年にもなる。一高のとき私は新入生の一人(註:定男)と友達になつて、毎週一二回は訪問しあふといふほど近しくした。楽しい期待に胸をふくらませていつて案内を乞ふと予て噂にきいた親戚の令嬢(註:ませ子)といふ美しい人が小走りに出てきて取次いで…

できた?

これでいいのでしょうか?

江木姉妹小伝(43)

後にませ子をモデルに『築地明石町』を描くことになる鏑木清方は、江木保男の知人であり、後に妻となる照はませ子のお茶の水での学友でもあった。鏑木清方がこの頃のませ子を目にしている。 私が好きでかく明治の中ごろ、新橋の駅がまだ汐留にあつた時分で、…

レム

スタニスワフ・レムで読んでないのは『泰平ヨンの未来学会議』だけで、もう20年近く探しているのに、古書界でも有名な超レア本とのことでついに巡り会えず、そんな名作なわけでなし、そんなレムファンがいるわけでもなし、と思いつつ、レム氏もついに亡く…

江木姉妹小伝(42)

悦子は再婚であるが、江木保男も結婚歴がある。福山藩の儒学者であった父親江木鰐水の弟子の娘と明治18年(1885)に結婚しており、ふたりの間に定男という名の息子をもうけていた。しかしこの奥さんが明治27年(1894)に病没したため、まもなく北海道から帰って…

業務連絡。

先週から二児のパパになりましたよ。

江木姉妹小伝(41)

ちなみに樋口一葉も一時淡路町に住んでいたことがある。明治22年3月からということなので、江木写真館はすでに開業しているが、友人の悦子はまだ独身で駿河台の関清英邸にいたものと思われる。悦子と樋口国子がいつ出会ったのかは分からないが、悦子はその後…

【久しぶり!】江木姉妹小伝(40)

関場不二彦が明治25年(1892)に区立札幌病院へ赴任した時に、悦子が一緒について北海道に渡ったものと思われる。ところが悦子は厳寒の札幌生活に合わなかったのか、はたまた夫婦間がうまく行かなかったのか不明であるが、まもなくそこで離婚、ひとり東京に帰…

本関係の1年。

さて昨年の本読み関係では、ここ10年ほど探していて、遂に諦めて図書館利用で読破した『遙かなるセントラルパーク』(トム・マクナブ)。評判通り面白い。ちょっと今となっては古いかもしれないが。こちらもネット古書店の発展により入手した『君の夢で逢…

クリスマス

毎年さいたま市近辺で話題となる家がある。なんでもその個人家はクリスマス・イルミネーションがものすごく、その点灯期間中は家中の電化製品が使えない。だけならまだしも、自分ちだけでは足りずに、隣の家のコンセントまで借りている。この家では明るいう…

江木姉妹小伝(附記4)

ところで面白い所で江木千之の名前を見つけた。大正天皇が崩御して大正から昭和に改元された時、東京日日新聞が元号をスクープした事件があった。スクープした元号は「光文」だったが、ご存じの通り発表されたのは「昭和」。ちなみにこの時の内閣には江木翼…

江木姉妹小伝(附記3)

さてまたまた話はそれるが、松江豊寿という人をご存じであろうか。この人の伝記映画が2006年に封切られるとのことなので、少しその絡みを書いておきたい。松江豊寿という人は第一次大戦時、徳島県鳴門にあった捕虜収容所長で、そこには青島に駐留していて捕…

江木姉妹小伝(附記2の2)

関場春武の次男、関場忠武(不二彦の父親)は天保9年(1838)1月17日生まれ。当然会津藩士であったのだが、彼は戊辰戦役を生き残る。敗軍となった松平容保の会津藩は、明治2年(1869)の版籍奉還で旧南部藩領を与えられる(これは左遷ではなく、容保が望んだもの…

江木姉妹小伝(附記2の1)

関場不二彦の家系を追記。関場家の祖先は伊賀の出身で、蒲生家に仕えていた。蒲生氏郷に仕えた関場太右衛門は禄高130石で、伊賀衆と呼ばれるエリートであったそうだ。つまり忍者の祖先なのである。本能寺の変で織田信長が没して後、豊臣秀吉により蒲生氏郷は…

世界の真実

今日ぼくは世界の真実を知ってしまった。エア・ギター、なんて素敵すぎる。エアギター入門。http://portal.nifty.com/special05/04/19/を読んだ後、AIR GUITAR WORLD CHAMPIONSHIP 2005http://www.omvf.net/2005/ilmakitara.php?lang=enで、世界4位の金剛地…

おっともう四月だ。

なんとなく身辺がざわざわしている4月です。もう4月はGWへの準備ということで割り切ろうかと。なんつって○○が○○に○○○に○○するっつーのに今頃○○○○を○○しながら○○数を○/○にしようなんざ、甘いのである。ところで、秋葉原駅近辺が急速に変貌中です。

へい、らっしゃい!

お江戸日本橋亭の新春子供寄席依頼ちょいと落語熱が再燃中。ぴあの「落語ワンダーランド」付録のCDとか、「志ん生復活!」DVDの未聴分とか、いつの間にかウチにあった柳家喬太郎の「落語秘宝館」CDなんぞを聴きまくったりしているのだが、やっぱ落語は「見て…

玉転がし

雪/雨/風の中ゴルフ。なにもこんな日にやらなくても・・・でもおじさんたちは元気なのであった。3番ショートで人生初ニアピン賞+バーディー。という美しい思い出を胸に、あとは全て忘れよう・・・

冗談は寄席

お江戸日本橋亭で「世界のこどもが手をつなぐ会」(CIFA)主催の「新春こども寄席」。娘が生まれて初めての寄席である。当然娘も生まれて初めての寄席である。案の定途中で飽きていたけど。いやー、しかし最近のガキ・・・お子さま達は「寿限無」くらいソラで…

influence

喉が痛いなーと思ったら頭が痛くなって咳が出て痰がからんで悪寒が走るので、こりゃーさすがに風邪だわ、と思ったら、熱が38.7度もあった。こんなに熱を出すのも久しぶりー、と思って会社を休んで近所の病院に行ってインフルエンザの検査もしてもらって、結…

エリック!

クラプトンが活発だ。去年の『Me & Mr. Johnson』と『Crossroad Guitar Festival』に続き、地球博のテーマ曲を作って(SMAPが歌うそうで)、今年は『Sessions for Robert J』にクリーム再結成ときたもんだ。クラプトンというよりクリーム派のワタシとしては…